2005.04.11
2005.04.05
陰翳礼讃
陰翳礼讃(中公文庫) を読む。誰だったか忘れたが、
若い時と年齢を重ねてから読み返してみるとだいぶ
感想が異なるというようなことを言っていて、気にな
ったので、手にしてみた。
その中で、日本画の見方のようなことを書いている
のが、とても興味深かった。そもそも夜の光源は
月明かりと蝋燭程度であったはずの時代に
描かれてた絵を蛍光灯で照らして観る必要は
あまりないのかもしれない。
日本画に触れる機会は多くはないが、ちょうど
ニフティの「語ろ具」というサイトを見たら、
東京の澤ノ井(小澤酒造)の
社長さんが紹介されていて、これをきっかけに川合玉堂の
美術館があることを知った。
奥多摩でのお花見がてら、1冊の本を片手に美術紀行と
いうのもいい。
2005.03.08
伊東屋の本
銀座・伊東屋の本を読む。
その名前も「ステイショナリー・ワンダー 伊東屋の文房具たち」
(プチグラパブリッシング刊)
よく伊東屋には出かける。銀座で買い物と言えば聞こえはいいが、たいてい
数百円のポストカードや便箋などの小物を求めるにとどまる。憧れの品々の
前にも足を止めることも忘れないが、一方で、ここにくる交通費を何回分か
節約すれば手が届くのについつい・・・。
2004.11.24
吉村昭著:青い骨
珍しく有名作家の本を読む。ちょっと語弊があるかもしれないけど
なんとなくそういうニュアンス。
新聞の書評欄で、作家が自費出版した処女創作集が編集され
刊行されるということで興味を持った。ちなみに、この作家の他
の著作を読んだことはまるでない。
![]() | 青い骨 吉村昭著 |
作家が20代~30代にかけて書いた6つの短編が収録されている。
作家の生まれ育った下町の様子の中に、結核や生(性)と向き合う
人々の心理が描写される。不要な言葉はなく、必要な文章だけで
絵付けは読者に託す。想像の喜びを久々に感じた。
2004.11.18
北欧デザインと旭川家具
インテリア好きな家内の影響で、デザインに少し興味がでてきた。
例えば、それは店先にならぶメーカーが少しわかる程度と、「気に
入ったものをみつけるまでは」というこだわりのせいで、逆に何も
手に入らない生活があるだけで、華やかさはまるでない。
でも本当は、そうした品々をおいそれと購入する余裕などないし、
だから意固地になって、何も買わないだけなんだろうけど。
そういえば、最近「北欧デザイン」が人気だ。根強い人気が続いて
いるという表現が正しいかもしれない。 100円ショップの対極にあ
って、模造品なら国内のメーカーでも安く手に入るという状況下。
それでも愛用者は増えている。そんな愛用者をもっともっと北欧デ
ザインファンにしてくれそうな本をみつけた。
![]() | 北欧デザイン 2 プロダクト 渡部千春著 |
ちなみに、この本を出している出版社もおもしろそう。
さて、そんな北欧デザイン謳歌の中、国内の産地やメーカーも結構
がんばっている。ちょうど11月下旬に、旭川家具の展示会が東京で
開かれるので足を運んでみようと思う。旭川家具コレクション 2004 TOKYO
北欧から日本へと続く、デザインの旅にどんな発見があるだろう。
2004.11.09
デザインのデザイン
![]() | デザインのデザイン 原研哉著 |
もし「デザイン」が嫌いな人がいたら読んで欲しいなあと思う。
きらびやかで、とっつきにくくて、そして高い。そんなイメージが僕の中の「デザイン」
だったんだけど、その「デザイン」の正体について、正面から、とても真摯に考察を
していてくれて、何度も何度も読み返したくなる本。
2004.11.04
木を語る二冊 幸田文・白洲正子
図書館のリサイクル市で、昭和の女流作家(ちょっと年代その他に語弊があるかも
しれない)二人の著作で、共に「木」と題された本を見つけた。一方は幸田文が書き、
もう一方は白洲正子が書いている。面白い組み合わせに興味をもち求めた。
![]() | 木 幸田文著 |
![]() | 木(平凡社ライブラリー 343) 白洲正子著 |
図書館である意味用済みとなった本が1冊数十円。汚れが少しあったり、
表紙にカバーが貼られているが、どちらも初版。
2004.11.03
塩野七生著 ローマの街角から
![]() | ローマの街角から(ラッコブックス) 塩野七生著 |
新潮社の『フォーサイト』という雑誌に1994~1999年に連載されたコラムをまとめたもの。
よく雑誌に連載されたものを本にして出版する場合があるけど、時事性の強いコラムが
多い場合は、やや難があるかもしれない。(資料性はあるけど)
それでも、氏の歯切れのいい文章の中には、これ嘘じゃないよなーという内容が数行
単位であって、とても参考になる。失礼かもしれないか、そうしたフレーズを集めて、
名言集を出版してくれたらどんなに助かるだろう。
2004.10.25
週末の読書
この週末手にとった本。ジャンルはバラバラ・・・
![]() | デザイン図鑑+ナグモノガタリ 南雲勝志監修・執筆 |
どこかで聞いたことのあるデザイナーだと思い・・・
![]() | 「人間復興」の経済を目指して 城山三郎著・内橋克人著 |
以前読んだ、小関智弘著「大森界隈職人往来」の中で、小関氏と内橋氏の対談が
あって、その時、「人間復興の経済」という言葉があって、その出典ということで
手にしてみました。
2004.10.12
なだいなだ著:神、この人間的なもの
![]() | 神、この人間的なもの(岩波新書 新赤版 806) なだいなだ著 |
旧友どうしの語らいを通じて、神と宗教について語る。そういうと大げさかもしれないが、
学生時代に神の存在や幸福について、友人たちと語ったことがある人は意外と多い
のではないか。本書はそうした議論の延長にあって、難解ではなく、引き続き論じる
ことの面白さも教えてくれる。
この本を読んで、「社会的機能」としての神や宗教の存在を意識した。
2004.10.03
小関智弘:大森界隈職人往来
![]() | 大森界隈職人往来(岩波現代文庫) 小関智弘著 |
「モノづくり」を油まみれる世界から語った一冊。ホワイトカラーが「モノづくり」を語るに
比べて、無責任な空虚さがなく、町と半生を語る中に、様々な示唆が潜む。













Recent Comments