丹羽文雄さんが亡くなった。
丹羽文雄さんが亡くなった。丹羽さんといえば、満寿屋の原稿用紙が
生まれるきっかけを与えた人だ。その経歴を拝見すると多くの作家を
育てられたようで、何か作家の神様といえるような、そんな人生を歩
まれたのではないかと思う。
満寿屋の原稿用紙と言えば。色々と思い出がある。学校で作文ができ
ずに、宿題を持ち帰ると、タイミング悪く父親に見つかった。
なぜか、文章にうるさい親父で、脇から見ては口を挟む。そのうち、
手も出てくるのだが、その頃には、学校で配られた原稿用紙は、もう
ボロボロ。
そこで渡されるのが、父の書棚の引き出しから出てくる満寿屋の原稿
用紙だった。「これは高いんだぞ・・・」などと言われ、こちらは、
相当に迷惑なのだが、それでもまだまだ。涙で紙のあちこちにシミが
できるころに、ようやくという感じ。それから清書が始まる。
作文の宿題が出た翌日。クリーム色の原稿用紙がとてもにくかった。
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