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2004.10.25

週末の読書

この週末手にとった本。ジャンルはバラバラ・・・

デザイン図鑑+ナグモノガタリ
南雲勝志監修・執筆

どこかで聞いたことのあるデザイナーだと思い・・・

「人間復興」の経済を目指して
城山三郎著・内橋克人著

以前読んだ、小関智弘著「大森界隈職人往来」の中で、小関氏と内橋氏の対談が
あって、その時、「人間復興の経済」という言葉があって、その出典ということで
手にしてみました。

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2004.10.18

ホームページ閉鎖につき

昔 作ったホームページを閉鎖するにあたり
九州に住んでいた頃に書いた文章をそのまま移しました。
きっと現在の自身の思いと同じものもあれば違うものもある。
一番違うのは 夫婦の関係で あの頃よりももっと家内が強く
なっているのではないだろうか。

私が九州・小倉を離れたのは、森鴎外が離倉して何年という
記念の年であり、たった半年しかいなかったのだけど、
そのせいかどうか、その滞在から今まで、同じく小倉の作家、
松本清張との対比をよく想う。

そんな気取りが、きっと当時の文章にはあって
修正したいところだらけだけど、とりあえずBLOGに保管して
後でゆっくり読み返そうということでアップしてみました。

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土地に活きる<2002/03/21>

 人事異動の季節である。泣くも笑うも色々だ。という私自身も今の業務に執着がある訳
ではないが、自分の身にそうした話しが届いてみるとやはり複雑である。いつも目指す方
向からはちょっぴりずれていくものだ。
 そんな時、九州で出会った街作りに励む人たちのことを想う。あのプランにはこんな事
業を盛り込んだらどうか、収益の試算はこんな具合だろうかなどと、故郷でもない土地を
題材に幾つかのたくらみが浮かぶ。
 けれどもそんな夢物語に遊ぶ自分を恥じるべきだろう。彼や彼女たちが恵まれている訳
ではないし、追い風よりも逆風の方が強かったに違いない。ただただ目的に向かって地道
に歩んでこられた結果だ。私はそうした人たちの表情の中に、その土地に暮らすことへの
怖いほどの決意と覚悟、そして誇りを感じている。
 土地に輝く人々の生き方を真摯に尊敬する者として、ひらひらと落ちてくる紙切れを待
つよりも、1歩1歩、地を這ってでも前進していきたい。ところで私の覚悟とは、誇りと
は何だろうか。幸か不幸か、正直、私はそれがわからないでいる。

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後世に遺すもの<2002/3/5>


   夢うつつ アイロンかけし 割烹着 働き者の 祖母は今なく

 おこたに足をいれ気持ちよくうたた寝する。その後で白い割烹着をきた祖母がシャツに
アイロンをかけてくれている。安物のそのシャツは出張先の住まいにあるはずなのに、終
わるとハンガーにかけられ明日はこれを着ていけと言っているようでもある。
 長い入院生活に入る前、よく目にした光景だ。なつかしく目をあけることを拒む。働き者
の祖母はもう 2年前になくなったのに、夢の中でも働き続けている。
 戦中戦後の苦労を克服した生涯は目を閉じてもなお家事を手放すことが出来ない。むけ
られた愛情にありがたく思うがやはり申し訳ない。せめて孫の夢では安堵の笑いを見せて
くれればいいのに。
 心は心に宿り生き続けるのかもしれない。遺された者の心に刻まれたその人の姿の中に
様々な想いや智誠が秘められているように感じる。うまく言えないがその価値を具現する
務めが遺された私たちにはある。
 生きるには何事も無駄にせずひたむきに歩くしか方策はあるまい。悲しみと共に受け継
いだ大切な人の想いと共に励んでいきたい。そうして結んだ結晶は、誰かの心のなかで糧
としてまた生き続ける。

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けいたいでんわ<2002/2/4>

久しぶりの早い帰宅。そして金曜日。いつも遅く、それからの夕食。罪滅ぼしに電話を
かける。食事でも、それとも一緒に買い物でも、好みのケーキを買っていくのもいい。
 いろいろと計画を頭に浮かべ電話をするが留守である。携帯にも出ない。たぶん、おつ
かいにでも出たのだろうが、街の賑やかなネオンとは対象的に心はナーバスに。なぜか足
は街を離れられず、家路につくことが出来ない。
 毎日が遅すぎると、早く家に帰るのはぎこちない。糸の切れた凧とでもいうのか、充足
がなく、満たされない。都合よく妻の相手でもしてかりを返そうかと思えば、それもまま
ならぬ。せっかくの機会は最悪の事態を招く気配を帯びてきた。
 最初の電話から約30分後、電話はつながった。携帯を忘れて買い物に出かけたていたの
だ。小さな部屋に交互に鳴った呼び鈴は隣室にも迷惑だったに違いない。
 これじゃあ携帯なんかいらないと怒った。でも、その怒りを静めたり、肩を家路へと押
したのも小さな携帯から聞こえる彼女の声であった。
 いつでもコミュニケーションが取れるという過信と他者への連帯が共存する携帯電話。
この2つのバランスが崩れる時、利用者はある種の不安や焦りを感じはしないか。便利さ
を享受したまま、大切なことを失わないよう気をつけたい。

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湯たんぽの流儀<2002/1/30>

ぬくぬくとぐっすりと、そんな熟睡を与えてくれる道具に行火や湯たんぽがある。電気
のものを除くと、行火はもう年代物の部類だろう。私が小さい頃、練炭を入れたものかと
思うが、母の実家で使ったのを覚えている。

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パン屋の話<2002/1/21>

朝しか営業をしないパン屋がある。なかなか美味しいらしい。知人からその店の話しを
聞くまでは、あの看板の建物はとっくに店じまいしたのだろうと思っていた。誰がみても、
それを疑わないくらい日中はビッシリとシャッターが下ろされているのだから。

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唐津焼<2002/3/10>

あえて唐津ではなく唐津焼というタイトルにしたい。九州滞在も残りわずか。先月、有
田の窯元を訪れることができたので、もう少しと思い唐津へ向かった。
唐津焼に魅力を感じたのは、門司の出光美術館や田中丸コレクションで名品に出会った
からだ。それまでは地味な焼き物にみえたが、土と線のきわにある奥行きを想うとまるで
水墨画の世界のようで空想の世界に遊ぶ自分がうれしい。

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大宰府天満宮・柳川<2002/2/3>

■大宰府  ~ 福豆を つかみて祈る 幸ゆたか ~

私の実家近くに天神様がある。小さな集落の氏神様の境内や裏山は、子供たちの遊び場
であり探検の地であった。まだ語るには恥ずかしい話しもたくさんあるが、そのお陰でか
故郷より遠く離れた地にあっても、心には杉林に囲まれた天神様がいるようにおもう。

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城下町長府<2002/2/2>

山口には萩や津和野をはじめ城下町の風情が残る土地が多い。下関もそうで長府のあたりを
歩くと実によく残っている。
これはこの地方を収めた守護大名や戦国大名たちがよく治めたということに由来するし、
毛利氏が関ケ原の戦いの後も限られた領地をよく統治したとも言える。
立春の数日前、長府をたずね忌宮神社、東郷神社、功山寺、長府毛利邸と巡った。

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宗像大社<2002/1/19>

数年前、就職活動の途中寄り道して東京・有楽町にある美術館にでかけた。お堀でも眺
めて一休みという具合だったかもしれない。展示は日本画だった。
ここで「宗像」と書かれた神社の機関紙をみつけた。ページをめくりつつ“むなかた”
と読むことを知ったほどで所在もよくわからない。海に関する神事があることや交通の
神様であること、九州各地より信仰を集める歴史のある大社であることが記事からうかがえ
一度訪れたいと思っていた地であった。

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霧島・鹿児島<2001/1/31~2002/1/2>

■博多駅
晦日のコンビニ、安ワインにチーズとつまみを買ってプラットホームに急ぐ。列車は新年を迎え
6分後に発車する。
深夜に走る特急列車は初めての経験。大掃除に年賀状と疲れ気味の妻には申し訳なく
思うも一緒に乗ってみたかった。
そのため、わくわく気分で色々買い込んだけれども、やはりホームの上にふく夜風は九州と
いえども寒かった。

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別府紀行・2<2001/12/22 ~ 12/23>

■別府紀行 Ⅱ
古い旅館があるからと人に誘われ別府に向かった。同行するはずの妻は熱を出し、
1人列車に乗る。以前、熊本で別府の町づくりに参加されている方と出会った。
九州での初の旅が別府であった私と妻はその方のお話に引きつけられ、もう一度、
別府の町を歩きたいと懇願していたのだ。

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門司港レトロ地区・赤間神宮<2001>

門司港:
門司港にある出光美術館に行く。秋季特別展の出光コレクション「茶陶名碗三十選」が
開かれていた。門外漢ではあるがそれぞれの表情をじっくり楽しむ。
その後、門司港レトロ地区の建物を眺めながら船で下関へ。

下関:
唐戸の港より歩いて赤間神宮へ。
日が暗くなってかららの「芳一堂」や「平家塚」はちょっぴり怖かったです。

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九年庵・吉野ヶ里<2001/11/23~11/24>

佐賀の旅

■紅葉の美
妻が旅行のパンフレットから探したのは「九年庵」という紅葉の名所でした。
なんでも、佐賀県出身の実業家が9年の歳月をかけて築造したことから、この名前が
付けられた。そして年間のうち紅葉の美しい9日間しか公開をしないという。

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肥後・民家村にて<2001/11/3~11/4>

菊水町の肥後民家村を訪れる。古民家に関する講演会の後、古民家に宿泊する
イベントに参加のためだ。
当日は冷たい雨がふり、誘い手である妻にイヤミをいいながらしぶしぶと同行しました。

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別府紀行・1<2001/10>

■車窓より
 人は「ふるさと」に似た景色を知らず知らずに求め、見つけては喜ぶものです。素直な
 くらい正直にそう思います。小倉から別府へと向かう途中、妻は海を眺め、私の頭は山
 の方へと向いていました。

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2004.10.15

小さな冒険

suyasuya.jpg

布団が川の字に並ぶ
そのはしっこで
両手を大きく広げ 大の字に
小さな鼻穴は
大きな寝息をたてる

時計の針が真上でそろう頃
時計回りに45度傾いた針は戻され
お母さんの傍らに

その後数回、
太くて短い針は戻され
いずれは布団と布団の谷間で
もがく

うー うー うー

ひろいあげられ3つ目のお布団
彼は深夜、六畳間を端から端に旅をする

その小さな冒険に
どんな夢が詰まっているのだろう

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2004.10.12

なだいなだ著:神、この人間的なもの

神、この人間的なもの(岩波新書 新赤版 806)
なだいなだ著

旧友どうしの語らいを通じて、神と宗教について語る。そういうと大げさかもしれないが、
学生時代に神の存在や幸福について、友人たちと語ったことがある人は意外と多い
のではないか。本書はそうした議論の延長にあって、難解ではなく、引き続き論じる
ことの面白さも教えてくれる。
この本を読んで、「社会的機能」としての神や宗教の存在を意識した。

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2004.10.03

小関智弘:大森界隈職人往来

大森界隈職人往来(岩波現代文庫)
小関智弘著

「モノづくり」を油まみれる世界から語った一冊。ホワイトカラーが「モノづくり」を語るに
比べて、無責任な空虚さがなく、町と半生を語る中に、様々な示唆が潜む。

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